先日、ある本を読んでいたんですが、「昔は武士の子供は武士になるのが当然だった。だから、武士になることが目標ではなく、どんな武士になるのか？を考えながら修行を積んだ。その過程で、いざとなれば切腹する覚悟ほどの精神力を身につけた。これが武士道である」このような内容が書かれていました。鍼灸師と武士は違うかもしれないけれど、どんな鍼灸師になるかを考えることは重要だなぁと感じます。

で、私はどんな鍼灸師になりたいのかと言いますと・・・

西洋医学が苦手とする症状（画像診断ができない。特効薬がない）に対して、ちゃんと理論だてた治療ができる鍼灸師です。

もっと幅を狭めると、自律神経の異常が絡んでいると言われる症状＝自律神経失調症・うつ病を治療する鍼灸師です。

ここ数年、それを目指して勉強中です。

うつ病・自律神経失調症と言っても、色々な症状の患者さんが来られますので、もしかしたら、「これで勉強終わり、完璧」と思うことはないのかもしれませんが、１人でも多くの患者さんが回復されることを目指して頑張ります。

ＰＳ　息子に「大きくなったら何になる？」と聞くと、「トッキュウジャー（戦隊ヒーロー）のトッキュウ１号！」って答えます。え～っと、なんてリアクションしていいのやら・・・

「自律神経失調症」には「はり・きゅう治療」
自律神経の仕組みにそった治療です。
「治療の予約」とお電話ください。
☎０１２０－１４３－５５２　　かずひら鍼灸院

さて、本日は新患さんが来院されました。

症状は足がだるくて歩くのが辛い。という症状。

色々な病院に行ったけど、原因が不明。問診で過去に行かれた病院を挙げていただいたんですが、本当に色々な病院に行かれてました。

だるさって、痛みとは違って、動けるし、我慢もできる。でも相当苦痛ですよね。

このだるさは、神経や骨が原因で起こるのか？

少なくとも、こちらの患者さんの場合は、たくさんレントゲンやＭＲＩ等、画像診断をして、脳の検査までしても異常なしと診断されたということで、神経・骨には異常がないんだと考えられます。

残された可能性は・・・

筋肉。

筋肉の炎症や柔軟性の不足は画像診断はできません。

治療前に触診してみると、太もも前面、お尻の筋肉が異常に緊張していました。

こうなれば、鍼灸が得意とするところです。「筋肉をほぐす」

コチラの患者さんの場合は、続けての治療が必要そうで、ご本人もそれを望まれていたので、継続して治療していくことになりました。

診断できない症状が世の中にはたくさんあって、それで苦しまれている患者さんもまだまだたくさんいらっしゃるんだろうな。と再確認した日でした。

さて、今日はお尻の筋肉の１つ「大殿筋（だいでんきん）」のお話です。

この筋肉はかなり大きな筋肉で、お尻を覆うようについています。

股関節の伸展という、股関節を１５°以上後ろに動かしたときに働きます。なので、通常の歩行ではあまり使われない筋肉なんですね。（走ったり、スキップをしたら使います）

普段あまり使わない筋肉は、だんだんと柔らかさが失われ、伸び縮みがしにくくなっていきます。

この大殿筋が硬くなってしまうと・・・

足の皮膚が緊張し(引っ張られ）しびれの原因の１つになってしまいます。

腰が痛くて、足のしびれがある。いわゆる「神経痛」の患者さんは、この殿筋の治療がすごく重要になります。

この大殿筋は、仰向けで、ヒザを抱えるとストレッチできます。腰痛のない方は、無理のない程度でお試しくださいね。

今日は大殿筋のお話でした。

さて、今日はお知らせが２つございます。

まず１つ目は・・・

今月も当院発行のニュースレター「ハッピー新聞」が出来上がっております。院受付だけでなく、院前にも置いておりますので、ぜひお持ち帰りください。

２つ目は・・・

６月６日(金）私勉強会に参加しますので、鍼灸のみ１７時
までの診療とさせていただきます。ご迷惑おかけいたしますが、よろしくお願いいたします。（ダイエットは通常通り１９時まで診療しています）

まだまだこれから暑い季節ですので、体調にはくれぐれもお気を付けください！

「夏の腰痛」には「はり・きゅう治療」
冷やし過ぎた胃腸の不調から治療します。
「治療の予約」とお電話ください。
☎０１２０－１４３－５５２　かずひら鍼灸院

さて、今日は、ふくらはぎの肉離れの患者さんが来院されました。

肉離れは、この日記でも何度かご紹介いたしましたが、筋肉の細い繊維が何本か切れた状態になり、それにより、炎症が起こり、筋肉を動かすと痛みがでるんですね。

ただ、損傷具合により、症状は大きく異なります。ちょっとした違和感程度のものから、全く歩けないという症状まで幅広いです。

肉離れは、筋繊維の損傷と同時に、毛細血管（細い血管）からの出血を伴います。

なので、受傷後すぐに温めたり、患部を揉んだりすると、内出血がひどくなり、症状が悪化します。

まずは、冷やすことです。

そして、受傷直後の痛みが半分くらいになるまでは、冷やし続け、無理な運動（ストレッチ程度でも）は避けるべきです。

全く動かせない場合は、安静にしておくしかないんですけど、少し動ける場合に、無理して動いて症状が悪化する。そういう場合も多いのでお気を付けください。

当院では、損傷具合に合わせた治療、治り具合に合わせた治療が可能です。

「筋肉痛だと思っていたら肉離れだった」ということもよくありますので、痛みがなかなか治らない場合はご来院ください。

さて、筋肉と言うと、二の腕部分の力こぶや、腹筋・背筋などあイメージしやすいかと思いますが、筋肉には、自分の意思では動かせないものもあります。

例えば、瞳孔（目）を拡げたり縮めたりする筋肉や、小・大便が漏れないように引き締めている括約筋などがこれにあたります。

運動神経に支配されていない筋肉なんですね。

これらの筋肉は、自律神経により支配されています。

なので、何らかの原因で自律神経に異常をきたすと、様々な症状が起こるんですね。

そして、自律神経が異常をきたす原因に「炎症」があります。

体内部の小さな炎症でも、自律神経に影響を与えます。

そう考えると、自律神経失調症は、確かに「ストレス」の影響もあるかもしれませんが、体内部の炎症から始まることもあるんじゃないか？と思います。

では、治療は、その体内部の炎症を抑え、症状が現れている患部を治療することが最適なのではないでしょうか。

例えば肩こりの治療は、首や肩だけを治療するのではなく、根本原因となっている、鼻や目、ノド、耳の周辺も治療する。こんな具合ですね。

患部＋根本原因の治療。これが重要なんです。

さて、今日は、「鍼灸　反応点治療講習会」のお知らせです。

すいません、鍼灸師の方・鍼灸専門学校の学生さんへのお知らせですが・・・

反応点治療とは、自律神経の反射を利用した治療で、解剖学・生理学に基づいた治療です。ですので理論がわかりやすく、患者さんへの治療の説明もしやすいんです。

そんな反応点治療の講習会を定期的に開催しています。

関西（神戸）・東海（岐阜）・関東（東京）の３か所で開催しています。詳しくは「
反応点治療研究会」のＨＰをご覧ください。

私は、関西講習会の窓口をさせていただいてます。

次回の関西講習会は・・・

７月１３日（日）
１０時～１１時３０分（講義）
１３時～１６時００分（実技）
の２部構成です。

参加費は午前午後合わせて￥６０００です。

自律神経の構造・機能のお話は、すごく面白いと思います。

私達と一緒に勉強しませんか？？

ご参加お待ちしております。

昨日は午前診のみで、昼間に恭子先生が「歩く」というので便乗したんです。

って、今朝スタッフの増田先生に話したら「仲イイですよね～　ヒュ～ヒュ～」って言われたんですけど、（いや、ヒュ～ヒュ～までは言ってないんですけど・・・）実は、私と恭子先生の歩くスピードに差があって、２人の距離はけっこう遠かった

こ、この距離は、もしかして夫婦間の距離を物語っているのか・・・

それにしても、「歩く」というのはやっぱりイイですね。

足腕はもちろん、体幹部分の筋肉をもリズミカルに動かすことができる。

筋肉を一定リズムで動かすことで、当然、血行は良くなる。

それまで動いていなかった体の細胞が、元気に動き出す。そんなイメージでしょうか。

体は「使う」「休める」のバランスで正常に保たれていることを実感しました。

さて、昨日、私の母が「肩？首が痛いんやけど・・・物が持てへん」と言っていたので、治療しました。

母は「これは筋肉の痛みじゃない。骨かもしれん・・・」と言ってましたが・・・

痛みがひどいと、「これは骨に何か異常があるんじゃないか？」と思われがちです。が、痛みは、体の表面になるほど感じやすくできているので、①皮膚②筋③骨の順番です。なので、痛みが強い場合は、私はまず筋肉を疑います。

昨日の母も、肩関節周辺から、首肩と、根本原因となっていりであろう部分を治療しました。

直後に少々重たい物を持って、具合を確認したんですけど、「あっ、持てる」とのことで、今朝は、痛みではなく、違和感程度になったとのことです。

骨を疑う前にまず筋肉。これけっこう重要なことですね。