かずひら鍼灸院

姫路 ダイエット はりきゅう かずひら鍼灸院

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「 かずひら日記 」 一覧

専門学校にて講義しました

おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。

今朝は涼しくて、やっと秋を感じることができました。朝ランニングも快適でした!

さてさて話は変わりまして・・・

今週水曜日に、鍼灸専門学校で学生さん向けに「はりきゅう治療理論」を90分講義しました。

90分講義は今回で3回目。3回目ともなると、学生さんはこの部分が理解しにくいだろうなぁとか、ここはもう少しシンプルにまとめた方が伝わりやすいだろうなぁということもある程度予測できるようになりました。

と、そんなことを考えながら準備も万端、いざ講義!というタイミングで、あれ?PCが立ち上がらない・・・というハプニング勃発。さっきまでは正常に作動してたのに・・・データが入ったUSBも持参していないし、クラウドにも上げていないので、もうお手上げ状態・・・焦りながらPCをいじくりまわしていると、何事もなかったかのように突如立ち上がってくれました。

そんなハプニングもありながらも講義スタート。今回は1年生の学生さん(解剖学や生理学を学び始めたばかりの学生さん)が大半でしたので、わからない用語や理解しにくい部分は、その都度質問OKとして、実際、講義途中でいくつか質疑応答しながら話をすすめました。

講義は70分ほどで予定通りに終了しましたが、その後、質問がいくつかあり、それに応えてちょうど90分でした。

今回の講義で感じたこと。それは、カンペなしでもしゃべれるようになってきたこと 笑 そして、コミュニケーションの主導権は話し手ではなく聞き手が握っているということ。私が伝えたいことやつたえなきゃいけないことはもちろんあるのですが、それ以上に、学生さんが何を求めているのか?どういう疑問を持っているのか?それらを踏まえ、じゃあその疑問はこの理論で説明合出来るし、こういう風にはりをしたらいいのではないか、というような話を仕方をすると、非常に伝わりやすいのではないかと感じました。

90分講義をするにあたり、毎回10時間以上準備にかかります。講義準備をしていると、私自身「ん?これはどういうことなんだろう?」とか「この用語、使い方合ってるのかな?」とか「これは生理学的にどう考えるんだろう?」など疑問がでてきて、当然、その疑問は学生さんも持つかもしれないので説明できるように調べるんです。それが今、私自身の勉強時間にもなっています。

水曜日の講義後に、2人の学生さんが「講義、難しかったです。でも、面白そうと思いました」と話しかけてくれました。熱量高い学生さんに負けてられない!と思いました。

 

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歳を重ねるとバランス感覚は悪くなるのか?

こんにちは。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。

阪神タイガース優勝おめでとう♪ぶっちぎりの優勝でしたね。今日は嬉しそうな患者さんが数名いらっしゃいました。

さてさて、話は変わりまして、本日は「歳をとるとバランス感覚は悪くなるのか?」というお話をしてみたいと思います。

歳をとるとバランス感覚も悪くなる、だから転倒しやすくなる。とよく言いますよね。バランス感覚が悪くなる原因は筋力の低下だとも言いますよね。

確かに、バランス感覚は「視覚」「筋力」「前庭(内耳)」の3つの要素で成り立っているので、筋力低下=バランス感覚悪化、ということも言えるのかもしれません。

が・・・

若年者と高齢者で、足を開いて立位姿勢をとった場合のバランス感覚を比較した研究では、高齢者の方がバランス感覚が良いという結果もあるんです。そのわけは、高齢者の方が例えば太ももの裏表の筋肉に同時に力を入れることでひざを固定しバランスを保っている可能性。若年者に比べ柔軟性が不足しているため、足首や脊柱の可動域が狭く、それが逆にバランス感覚を保てる要因となっている可能性、こんなことが示唆されています。

バランス感覚=筋力 と、必ずしもそうとは言い切れないんですね。

ただ、上記の研究は、静止時に一定条件下で行ったものです。単純に考えてみると、年齢とともに視力が低下したり焦点が合いにくくなったりという眼の問題がでてきたり、筋力低下したり、三半規管の不調が起きたりする可能性は高くなると思われます。すると、やはり歳を重ねるほどバランス感覚は悪くなる、とも考えられます。

う~ん、今日ははっきりとした結論がない日記となってしまいました・・・

それではこのあたりで失礼します!

今週末は姫路は花火大会だそうです。

 

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はりきゅうでばね指は治る?治らない?

おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。

先日、粗大ゴミ当番でした。特にすることもないので、草付近で動いていた虫を「なんていう虫なんだろう?」と思い、スマホで写真を撮りAI先生に調べてもらったんですが・・・なぜかそれらしい答えが返ってこない・・・というわけで、何回も聞いたら、最終的に「ダンゴムシです」という答が返ってきました。いやいや、ダンゴムシなら見たらわかる!AIも「なんでこいつは何回も同じ虫の名前を聞いてくるねん!そんなにこの虫が好きなのか?」とだんだん面倒くさくなってきたのかもしれませんね・・・

さてさて話は変わりまして、今日は「ばね指」についてです。

ばね指とは「指は腱によって曲げ伸ばしをすることができます。手を握ったりする強い力を発揮する筋肉は前腕にありその力を腱が伝えます。その通り道で指を曲げる屈筋腱が浮き上がらないように押さえているのが靱帯性腱鞘(じんたいせいけんしょう)と呼ばれるものです。丁度、その構造はベルトとベルト通しの関係に似ています。この靱帯性腱鞘は指に部分にありますが、それが終わる指の付け根付近に力がかかり炎症を生じやすいところがあります。 その部分の腱や腱鞘が炎症を起こし、“腱鞘炎”になり、さらに進行すると引っ掛かりが生じばね現象が起こります。 これを“ばね指”と呼んでいます。」以上、公益社団法人日本整形外科学会ホームページより抜粋。

手の指を曲げたら自力では伸ばせない、伸ばすときに弾けるようにピコーンと伸びる、局所の痛み、腫れ、熱感がある、このようなことが代表的な症状です。弾発指とも言われます。

手の指の症状なので、物が握りにくくなったり、力が入りずらくなったりして、日常生活に支障をきたす場合も多いんですね。

当院には、ばね指が主訴で来院される患者さんはほぼいませんが、治療をしている中で「そういえばばね指なんです」という感じで訴える患者さんはよくいらっしゃいます。

で、先日も、そういう患者さんがいらっしゃったので、3回ほど、主訴の症状治療と併せてばね指治療も行いました。すると、ほぼ症状がなくなりました。

と、こんな風に、数回の治療でばね指症状が改善するケースもあれば、正直、まったく変化が見られないケースもあります。

その差は何なのか?

ここからは、私の見解です。

ばね指は、指の腱に炎症が起こることから始まります。その状態が長く続くと、腱が肥厚したり、腱が通過する腱鞘(けんしょう)が変性したりします。腱に炎症が起こると、その部分はむくみますので、そのむくみや腫れが原因で腱がスムースに動かなくなり引っ掛かりが生じばね指になっていると仮定すれば、むくみや腫れははりきゅうの治療範囲ですので改善できる可能性は十分にあると考えられます。しかし、先ほどお話したように、炎症時期が長く、腱や腱鞘に変性が起きている場合は、はりきゅうでは対処しずらいのだと考えられます。(はりきゅうで腱をもとの太さに戻したりはできませんので)

上記が、はりきゅうで治りやすいばね指と治りにくいばね指の違いかと私は考えています。

それでは今日はこのあたりで失礼します。

台風が接近中とのことですので、皆さん十分お気をつけください。

 

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はり治療で痛みが軽減するワケ

おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。

昨夜、娘が書いた「打ち上げ花火」の絵日記をみて、ふと夏の終わりを感じました。酷暑が続いている8月ももうすぐ終わる!

さてさて、話は変わりまして、今日は「はりきゅうで痛みが緩和」というお話をしてみたいと思います。

痛みには色々と種類がありますが、今回は「炎症による痛み」というお話をしたいと思います。

肩や腰の痛みには、硬くなった筋肉が関わっていることも多いです。筋肉が硬くなっている部分の血管は、縮んでいて、血液の流れが悪くなっている可能性があります。血液の流れが悪いと、細胞にうまく酸素が運ばれてこず、微細ながら細胞破壊が起こります。すると、発痛物質という痛みを出す物質が分泌されます。これが、炎症による痛みの原因の1つとなります。(他にも痛みの原因はありますが・・・)

では、そのような痛みに対して「はり」をすると何が起きるのか?

はりを刺されてもほぼ無感覚ですが、その刺激は電気信号となり、刺した部分の皮膚→感覚神経→脊髄→最終的には脳、という順番に伝わります。この順番が王道なのですが、一部、この流れに反して、「軸索反射(じくさくはんしゃ)」という反射が起こることがわかっています。

軸索反射が起こると、サブスタンスPやCGRPといった物質が分泌され、これらは血管を拡げる作用を持つんですね。血管が拡がると、血流量が増え、患部に溜まっていた発痛物質を流してしまう、その結果痛みが改善する、という仕組みです。

打撲やねんざをして腫れている部分に、はりやお灸をしたら治りが早くなりますが、これも軸索反射による効果だと考えられます。

と、こんな風に、はりきゅう治療もかなり科学的に解明されてきたところもありますので、またこの日記で色々お話していきたいと思います。

それでは今日はこのあたりで失礼します。今日も1日お元気で!

 

脊柱管狭窄症には「はりきゅう治療」

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鍼灸勉強会合宿

おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら灸院」の吉田和平です。

久しぶり日記になってしまいました・・・ごめんなさい。

今年の夏はもうめちゃくちゃな暑さですが、皆さん元気ですか?私はなぜか今年の夏は食欲が旺盛でして、両親がしている小さな家庭菜園からナスとピーマンを採ってきては、豚肉と一緒に焼肉タレで炒めるという超シンプル料理にハマっております。

さてさて、話は変わりまして・・・

8/10・11で、鍼灸勉強会合宿に参加してきました。

この合宿は、症例発表&検討や、学会発表・論文発表に向けた実験、経営セミナー、実技練習と、色々なテーマで、なかなかな過密スケジュールで、毎年開催されています。

私も一題ですが症例発表をしました。今回は学生さんの参加も多かったので、基礎に重点を置いた発表にしました。

な~んて、エラそうなこと言ってますけど、症例発表って何回やっても「うまくいった」という実感がない・・・今回もうまく伝わったんだろうか?という不安しかない・・・人までうまく喋れない、うまく伝えられない、ということは、結局のところ自分自身が理解できていないんだと私は思っているので、もっともっと私が理解を深め、わかりやすく伝える練習が必要なんだと思っています。

合宿の夜はちょっとした懇親会で盛り上がりました。顔色ひとつ変わらずにお酒を飲み続けられる先生、普段静かなのに懇親会の場では意外と冗談を言う先生、思わず笑ってしまうくらいクセが強い学生さん。普段だと見られない姿が見られて面白かったです。

最後に。

ホテルのエレベーターに乗ろうとしたら・・・「花嫁専用」の文字が。オッサンの私が乗ってはいけない気がしたので、別のエレベーターに乗りました 笑

それでは今日はこのあたりで失礼します!

 

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お盆診療・休診のご案内

いつもかずひら鍼灸院へご来院くださりありがとうございます。

またHPもご覧くださりありがとうございます。

お盆期間中は以下の通り、診療・休診させていただきます。

よろしくお願いいたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

8/  9(土) 診療
8/10(日) 休診
8/11(山の日) 休診
8/12(火) 診療
8/13(水) 休診
8/14(木) 休診
8/15(金) 休診
8/16(土) 診療
8/17(日) 休診

 

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学術大会に参加してきました

おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。

近畿地方もいよいよ梅雨。本日は梅雨らしい天気で1中雨の予報です。

さてさて話は変わりまして・・・

6月1日(日)に第74回全日本鍼灸学会学術大会に参加してきました。

お恥ずかしい話ですが、学会に参加し始めたのは2年前からなんです。それまでは、学会に全く興味なし・・・

2年前の初参加も、私が所属している研究チームの発表があったので、半ば強制参加でした 笑

しかし、いざ参加してみると、これが非常に面白かったんです。例えば、鍼を1本刺した時にどのようなことが体内で起こるのか?その作用機序は?というようなことを科学的に調べた研究があったり、ある疾患の治療ガイドラインに鍼灸がどのようにかかわっていくか?というようなお話があったり、ドクターから見た鍼灸のお話があったりと、興味深いお話が盛りだくさんでした。「自分のチームの発表の時だけ居ればいいか」と思って参加したはずが、気づけば2日間、朝から最後まで張り付いていました 笑

学会も慣れてくるとより面白くなってくるような感覚があり、今回も、色々な研究発表を聞きながら、納得したり、疑問が浮かんだりを繰り返しました。それがまた面白い。

鍼灸治療も科学的に解明されてきていることも多く、病院などで医療チームの1員として活躍されている鍼灸師の先生も増えてきているんです。

そんなお話を聞くと、私もまだまだ学ぶ必要があるし、疑問に思っていることを知りたいし・・・とワクワクします。

今年も大いに刺激をいただいた学会でした。

それにしても、名古屋駅は人が多い・・・(今回の会場は名古屋でした)

立ち寄りたい飲食店が2軒あったのですが、どちらも長蛇の列。ということで、名古屋と言えば・・・

スガキヤラーメン!

 

 

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筋肉はこうして緩む

おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。

私、ほぼ毎晩BGM代わりに怖い話を聴きながら寝てます。でも、すぐに寝てしまうため、一話を最後まで聴ききったことがありません。どれだけ寝るの早いねん!

さて、話は変わりまして、今日は「筋肉を緩めるためのはり刺激」というお話をしてみたいと思います。

「筋肉が硬くなる」というのは一体どういうことなんだろう?と突き詰めていくと、それは「筋肉を動かしている運動神経が興奮している」ということなんですね。

筋肉は勝手に伸びたり縮んだりはしません。筋肉が動くときは必ず「運動神経」を伝って電気信号が送られています。と、いうことは、コっている筋肉を緩めたい場合、その運動神経の働きを抑えなきゃいけないわけです。

「筋肉に電気刺激を与えた時に、どんな神経が反応しているのか?」を調べた実験があります。(世の中、色々と変わったことを調べる人もいらっしゃるんですね。しかし興味深い実験です)

それによりますと、筋肉に電気刺激を与えた場合の現象は3つ。まず1番最初に、電気刺激により引き伸ばされた筋肉を元の長さに戻そうとする反射が起こります。(生理学ではこれを伸張反射と言います。この反射は私達にとってめちゃくちゃ重要なもので、例えば、つまずいて転びそうになった時に、この伸張反射により筋肉が調整され、踏ん張ることができるんです)で、さらに電気刺激を行うと、1番目とは別の神経が興奮し、これまた筋肉が縮むんです。で、さらに電気刺激を与え続けると、先ほどまでとは別の反射が起こり、その結果「筋肉を縮める」ために働いていた神経の興奮が抑えられ、筋肉が緩むんです。

すいません、図かイラストのようなものでお話できればよかったんですが・・・けっこう専門的な話でイメージがし難いかと思います。ただ、筋肉に電気刺激を与えた場合、3段階の神経活動が起こり、その内、1段階目・2段階目までは筋肉が緊張(縮む)方に働き、電気刺激を続けると、その後に筋肉が緩む、という順番なんですね。

3段階の反応がありますが、秒数にすると全て1000分の〇秒、というくらいの速さで起こります。

はり治療で、刺したはりを上下に動かす雀啄(じゃくたく)という手技があります。私も治療の中でかなりの頻度で雀啄を使いますが、これは、筋肉を緩めるために上記の3段階の神経活動を起こす為です。はりの刺激は電気信号となり、この3段階の反応を起こすんですね。

今日は、難しいお話になってしまいましてすいません。しかし、はりきゅうも色々と科学的に解明されてきていて、はりをすると筋肉が緩むメカニズムもかなり明確になっています。

それでは今日はこのあたりで失礼します。

今日はかなり暖かく?いや、暑くなるそうですね。早くも半袖の季節到来か!?

 

「肩がコリすぎて気分も悪くなる」という方へ「はりきゅう治療」

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治りかけの時の運動やストレッチ

おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。

5月末に学術大会に参加するため名古屋へ行く予定です。と言うことで、昨夜新幹線のチケットを予約しようとしていたら・・・学術大会は5月末ではなく6月初めだったことに気づきました。おぉ~、危ない危ない、5月末で新幹線のチケット取るところでした。私、予定を1週間間違えることが時々あります。鍼灸学生だった頃、夏休みも終わって今日から授業だ!と思って学校に行ったら「来週からです」ということもありました・・・

 

さてさて、話はかわりまして、今日は「ストレッチや体操も要注意」というお話をしてみたいと思います。

よくあるお話なんですが、例えば、治療して腰の痛みもちょっと治まってきたから、軽~い体操をしてみたら、その直後から痛みが増してきた・・・

なぜこんなことが起こるのか?

以前この日記でお話しましたが、そもそも筋肉の緊張(硬さ)は明確な痛みとはなりにくく、こり感や重だるさ、つっぱり感のように自覚します。筋肉の緊張がある状態で、何らかの動作をした際に筋膜のゆがみが起こると、激しい痛みになると考えられます。(ぎっくり腰とか首の寝違いなどが典型例かと思います)これは、筋膜に機械刺激受容器というセンサーがたくさん付いていて、筋膜のゆがみを痛みの信号として脳に伝える仕組みがあるからです。

痛みは、筋肉の緊張+筋膜のゆがみ。という足し算により起こるんですね。

では、そのようなときの治療はと言いますと、引き算で考える。

ぎっくり腰や寝違いの時のような、激しい痛みの治療では、まず「筋膜のゆがみ」を改善することが第一です。筋膜のゆがみが改善されると、動作時の激しい痛みも改善されるからです。

ぎっくり腰の際、何回か治療をして「痛みが改善された」「背筋を伸ばせるようになった」という状況は、この筋膜のゆがみが改善されつつある状態です。

しかし、もともとあったと考えられる「筋肉の緊張」が改善されたわけではありません。ですので、痛みの改善・消失=完治 ではないんですね。

痛みが改善されつつある状態で、運動やストレッチを行うと、再び筋膜のゆがみが起こり、激しい痛みの再発という可能性もあります。運動やストレッチで、さらに状態が良くなるという場合ももちろんありますが、その見極めはなかなか難しいんですね。ですので、治りかけの時は、あまり無理なさらず、特にストレッチや運動は避けて頂いた方が無難かと思います。治療の中で状態をみさせていただき、「このストレッチなら大丈夫」とか「こういう運動くらいなら大丈夫」というものはお伝えもさせていただきます。

「痛みの改善・消失=完治ではない」ということにくれぐれもお気を付けください。

それでは今日はこのあたりで失礼します。

気が付けばGW目前ですね!

 

「腰痛」には「はりきゅう治療」

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コリと痛みの違い

おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。

先日、街中を歩いていたら、沖縄ショップを見つけました。仕事終わりだったこともあり、オリオンのノンアルコールビールを購入(私お酒が飲めないので)いやぁ、故郷に帰ってきた~という感じでしたね。生まれも育ちも姫路ですけど 笑

さてさて、話は変わりまして、今日は「こりと痛みの違い」というお話をしてみたいと思います。

例えば、首の症状で、「こったような、突っ張るような、重だるいような」という、いわゆる「首コリ」の症状。よくある症状かと思います。その一方で、「首が明らかに痛い、痛みで動かせない」という「首痛」の症状もあります。

コリと痛み、その差は一体何なのか?筋肉の硬さの違い?炎症度合い?というようなことを考えてみたいと思います。

まず、炎症には、「発痛物質」というものが関わります。体の中で発痛物質というものが分泌されるんですね。発痛物質というくらいなので、ものすごい痛みを起こしそうなんですが、実は発痛物質そのものは大した痛みを起こさないと考えられます。足首をねんざした時をイメージしてください。足首が腫れていますよね、間違いなく炎症が起こり、発痛物質も出ているはずです。しかし、安静にしていられないほどの激痛か?と言えば、そんなこともないはずです。じっとしていれば、まぁ、ジンジンしたりズキズキしたりはするものの、我慢できな程ではない場合が大半です。発痛物質による痛みは、いわゆる「鈍痛」なんですね。

引き続き、足首ねんざで考えてみます。

では、足首ねんざで、我慢できないほどの痛みが出るのはどんな時でしょうか?

それは、足首を動かしたときではないでしょうか。不意に足首を動かしてしまったとき、予想外に体重をかけてしまったとき、こういう場合に激しい痛みを感じるかと思います。これは、言い換えると、ねんざして腫れている周辺筋肉が動いたときなんです。

筋肉は筋膜という薄い膜で覆われています。この筋膜には、痛みを感じとるセンサーがたくさん付いています。炎症やその反射による筋肉の硬さがあり、そこに動作が加わり筋膜が歪むことで激しい痛みがあらわれるという仕組みなんですね。

首を例えに話をしようと思ってたのに、いつの間にか足首になってしまいましたが・・・

首のコリは、激しい痛みを感じないと思いますが、こった状態で何らかの動作時に筋膜が歪むと激しい痛みとなる可能性が考えられます。「寝違い」はその典型例かと思います。寝違いも、動かさなければそれほど痛みは感じない場合が多いかと思いますが、これも炎症による痛みではなく、筋膜の歪みやそれが動いたときの痛みと考えられます。

というわけで、できれば激しい痛みになる前のコリ段階で治療しておくのがおすすめです。

それでは今日はこのあたりで失礼します。今日は午後から雨が降るかもしれないそうです。傘お忘れなく。

 

「首肩のこり」に「はりきゅう治療」

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