なぜ、はりは痛くないの?
おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
最近、昼休み間のパソコン作業中のBGMは専ら「エンヤ」です。ほんと、きれいな歌声。癒されまくり、集中しまくり、昼寝しまくりです。いやいや、昼寝したらあかんやん・・・
しょーもない1人ボケ&1人ツッコミが炸裂したところで話は変わりまして・・・
今日は「なぜはりは痛くないの?」というお話をしてみたいと思います。
このお話、本日の1分動画としてインスタグラムにアップしていますのでそちらもご覧ください。尚、動画では、私が自分の顔に自分ではりを刺しています。はり刺して痛くないなんてウソや!と思われている方は、ぜひ動画をご覧ください。
https://www.instagram.com/p/C302xCMSzsl/?igsh=ampkYTd0cWx4cW9l
人体で一番痛みを感じやすいのは、皮膚です。危険な外部からの刺激から体を守るため、最も体表に位置する皮膚は敏感にできているんです。ですので、鍼をする際、この皮膚をいかに破るかが痛みを感じずに行う重要ポイントとなります。
まず、鍼をする部分の皮膚を、親指と人差し指で拡げ、皮膚の弾力を無くします。その状態で一気に鍼で皮膚を破ります。すると、不思議なんですが、痛みは感じません。
因みに、鍼と言うと、注射針をイメージされる方もいらっしゃるかと思いますが、注射針は、薬剤を通すため、針内部が空洞になっています。その分、太くなるわけです。一方、鍼灸のはりは、空洞にする必要がないので、「ただのはり」です。太さは髪の毛くらいです。しかし、髪の毛くらいの細さだとしても、そのままブスっと刺せば、かなり痛いです。それを痛くなく刺す方法が、上記の皮膚弾力をなくして刺す。ということなんですね。
はり治療に興味があるけど、ちょっと怖い、痛そう。と思われている方もぜひ動画をご覧ください。
それでは今日はこのあたりで失礼します。
この日記を書いてたら、息子が修学旅行のプリントを見せてきました。この春から中学3年生になります。早いっ。
「坐骨神経痛」には「はりきゅう治療」
「はり治療の予約」とお電話ください。
☏079-245-3552
LINEからもご予約承ります。ID @huc6048b
インスタグラムにて毎日1分動画アップ中。
公開日:
反面教師をしました
おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
友人に誘われ、久しぶりにハーフマラソン大会に出ることになりました。(6月です)久しぶりすぎて、エントリーの際、40代女子にしてしまうところでした・・・危ない危ない。6月に向けて走るぞ~!
さてさて、話は変わりまして。
昨夜、オンライン勉強会で「集客」について講師をさせていただきました。
治療についての勉強会は定期開催しているので、それとは別に、鍼灸師になったばかりの先生や、これから開院しようとされている先生に向けての経営のお話ですね。
集客=金儲け みたいなイメージで、特に鍼灸院業界では、「治療技術さえ高ければ患者は来る」みたいな話も未だ多いんですけど、とは言え、開院すれば、誰もが必ずぶち当たる壁が集客です。
集客についての講師をするくらいなら、さぞかし集客が順調でたくさんの患者様にご来院いただいている院の先生なんでしょうね。と参加者の方々は期待されたかもしれませんが、別に、私が集客がうまいわけでもなく、必殺技みたいなものをもっているわけでもなく、何なら、まさに今、私も課題を抱えており、その解決に向けて取り組んでいるところでして・・・ただ、今まで集客に関して、少しばかり色々なことに取り組んでみた経験があり、失敗の数が人より多い(と思う)ということで、失敗談を豊富に含んだお話をさせていただきました。完全に反面教師ですね 笑
しかし、せっかくお話させていただく機会をいただいたし、どうせなら参加された先生方にちょっとでもお役に立てる話がしたいし、と考え、資料を作りました。昨年に作っていた資料を基に作り直したんですけど・・・結局、私が一番伝えたいことは昨年と同じでした。
それは、「何のために広告集客を行うのか?」ということ。
まだまだ試行錯誤中の私が、ちょっと偉そうなお話をしてしまい恐縮ですが、意外と上記を考えてない場合が多いような気がするんです。
どんな患者様のお役に立ちたいのか?どんな院でありたいのか?などの「在り方」が大事だと思うんです。
言い方をかえると「理念」ですね。
今はSNSの時代だから、インスタグラムでの広告が反響あるらしいよ。とか、いやいや、インスタグラムはもう古くて、主流はTikTokですよ。とか、あの雑誌に広告載せたけど反響なかった。とか、そんな話をよく聞きますが、それはあくまで広告手段のお話で、どんな患者様のお役に立ちたいのか?どんな症状の治療を得意としているのか?自院の強みは何なのか?が明確になっていないのに、手段にこだわっても、そりゃダメですよ。何のために?という目的があってこその手段ですよ。
ということを、今回、自分に言い聞かせながら、お話をさせていただきました。完全に自分に向けた話やん・・・
それにしても、今後、ますます高齢化社会となるし、人口減となるし、コロナをきっかけに、自律神経失調症が急増というデータもあるし、自然災害は確実に増えてるし・・・あっという間に外部環境は変わるので、一体自分に何ができるのか?どんな患者様のお役に立てるのか?はじっくりと見直したいテーマですね。
それでは今日はこのあたりで失礼します。
「神経痛」には「はりきゅう治療」
「はり治療の予約」とお電話ください。
☏079-245-3552
LINEからもご予約いただけます。ID @huc6048b
インスタグラムにて毎日1分動画アップ中。
公開日:
ウォーキングで腰痛軽減
おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
今日は、少年サッカーの試合・・・の予定だったんですが、予報通り雨。めちゃくちゃ楽しみにしていたんですけど、残念ながら中止となってしまいました。今日はきれいな人工芝グランドでの試合予定だっただけに、ほんと残念ですけど、気温も低いし、濡れて風邪ひいても大変ですし、仕方がないですね。
さてさて、話は変わりまして・・・
今日は、「腰痛改善にウォーキング」というお話をしてみたいと思います。
ちょっと前のお話ですが、腰痛で来院されていた患者様が、自分でも何かやってみようと思い、ウォーキングを始めたところ、腰痛が少し軽減された、ということをおっしゃっていました。
これはたまたまなのか?血流改善によるものなのか?
歩くという動作は、全身運動なだけあって、実に色々な筋肉が関わっています。そして、遊脚期や立脚期など、それぞれの動作ステージに分かれています。因みに、椅子から立ち上がるとか、ボールを投げるなど、日常動作を解剖学的に説明しているものは、だいたい難しそうに書いてある 笑
歩くという動作では、腰の筋肉が姿勢保持するために働いています。ぎゅっと力が入って支えているわけではなく、体重移動に適応して伸び縮みしながら支えている感じです。
続きまして、お尻の筋肉。これは、股関節の動きを調整するために伸び縮みをしています。
他にもいろいろな筋肉が働くんですが、腰の筋肉とお尻の筋肉は、腰痛の原因筋となる場合が多いんですね。
じゃあ、なぜ歩くと腰痛が軽減されたのか?
それは、腰の筋肉やお尻の筋肉が、ある程度継続して伸び縮みすることに要因があると考えられます。
筋肉が繰り返し伸び縮みする。→筋肉の張力を感知している腱紡錘が反応する→反射的に筋肉が緩む。こういう仕組みが人間にはあります。この仕組みが働くことで、ウォーキングにより腰痛が軽減されたと考えらえます。
ですので、ウォーキングだけじゃなく、ランニングでも自転車こぎでもOKかと思います。(あまり負荷がかかりすぎると別問題がでてくるかと思いますが)
ひどいぎっくり腰になった患者様で、恐怖心からか、かなり痛みが治まってもなかなか動けずにいらっしゃる場合がよくありますが、動ける範囲で徐々に動いていただくことが、回復への近道なんです。
ある程度動かすことで筋肉の柔軟性はでる。
どの程度動かしてもよいのか?判断が難しい場合もあると思いますので、そんな時はお気軽に私におたずねください。
それでは今日はこのあたりで失礼します。
今夜は、鍼灸の勉強会。講師役で1時間ほどしゃべりますが、今日の内容は、受講者に向けてではなく、完全に自分に言い聞かせる内容です 笑
「腰痛」には「はりきゅう治療」
「はり治療の予約」とお電話ください。
☏079-245-3552
LINEからもご予約いただけます。ID @huc6048b
Instagramにて毎日1分動画更新中。
公開日:
独り言
こんにちは。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
今週は雨ばかりですね~。日曜日に少年サッカーの試合があるのですが、その日も雨予報・・・何とか曇りくらいにならないかなぁと願っています。
さてさて、話は変わりまして・・・
最近、過去のカルテの整理をしています。そこで気づいたんですが、当院は、ご夫婦や親子で通院されている患者様が多い。(他院の状況がわからないので比較しようがないですが、恐らく多いと思います)
これって、本当にありがたいことだなぁと思います。
親子から治療費いただけるぜっ!へっへっへっ 笑 って話じゃないですよ!!
大事なご家族の治療を任せていただけることがありがたい。ということです。
当院は「だったら、かずひらに行ってみたら?と言ってもらえる院になる」を経営理念に掲げ日頃の診療を行っています。
そのために、鍼灸の勉強をしたり、経営の勉強をしたり、色々取り組んでいるわけなんですが、時々勘違いしそうになるんですよ、いくら意識していても。
例えば、鍼灸勉強会で講師を務めたり、学生に鍼灸の実技指導をする機会があるんですが、先生!って呼ばれるわけなんです。たまたまそのお役をいただいただけなんですけど、何となく自分が偉くなったような気もするようなしないような・・・そんな気分になってしまうんですね。経営者ばかりの勉強会にも参加する機会があるんですが、会場はきれいなホテルで、勉強会後には懇親会もある。そこで、あぁだこうだと経営について話していると、これまた自分が偉くなったような錯覚に陥ることがあるんですよ。(自分で言うのも変ですが、私は比較的温厚で謙虚な人間です、たぶん、知らんけど)
除夜の鐘で煩悩を落としてからまだ3か月も経っていないのにねぇ・・・
そんな勘違いをしている場合ではない。私の仕事は、患者様に元気になっていただいてナンボの仕事です。
ということで、ご家族の治療を任せていただけることに感謝しながら、日々診療に励んでまいります。
因みにカルテ整理は何となくやっているわけではなくて、それを基に、患者様のお困りごとを見つけ出し、それにお応えできるサービス?仕組みを構築することが目的です。何か新たなお役に立てるきっかけとなれば嬉しいな。と。
「動けないほどの腰痛」に「はりきゅう治療」
「はり治療の予約」とお電話ください。
☏079-245-3552
LINEからもご予約いただけます。ID @huc6048b
インスタグラムにて毎日1分動画更新中。
公開日:
筋肉痛
おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
地元神社の厄除祭に、同級生で集まってお祓いに行こう、ということになり「19日の0時集合」という連絡が回ってきたんです。朝型生活の私は、0時に備え仮眠。そして、防寒対策をして23時50分に家を出て神社に向かうと・・・あれ?同級生どころか、誰も居ないやん・・・楼門も閉まってるやん。ってことで、1日早かったみたいです。〇日の0時って難しいなぁ。
さてさて話は変わりまして・・・
今日は「筋肉痛」のお話をしてみたいと思います。
筋肉痛は珍しい症状ではありません。たぶん、皆様も経験があるんじゃないかと思います。因みに、私、今筋肉痛です。理由は、昨日、小学4年生と一緒にサッカーの試合をしたことと、その後、少しランニングしたんですが、雨が降ってきたのでかなりペースアップして走ったからだと思います。
こんな風に、普段あまりしない動きや、負荷量が増えたときなどは筋肉痛が起こりやすい。
そんなよくある症状ですが、実はなぜ筋肉痛が起こるのか?は解明されていないんです。
筋肉がけいれんするから、体内のPH(酸性・アルカリ性)の変動、筋肉の損傷などなど、いくつか説はありますが、あくまで「説」なんですね。
しかし、筋肉痛が起きたとき、少し楽にする方法があります。それは、「動くこと」です。激しく動くともちろん痛みますから、痛みが出ない程度、もしくは、軽い痛みが出る程度で動く。これが筋肉痛を軽減させる方法です。
そこで着目したいのが、動くと何が起きているのか?ということです。
動く=筋肉が伸び縮みする。
筋肉が伸び縮みすると、硬くなっていた筋肉が緩む。緩むことで筋肉痛が軽減される。これも、仮説の域をでませんが、はりきゅうやあんまマッサージをすると筋肉痛が軽減される仕組みと同じだと考えられます。(じゃぁ、筋肉痛の場合は治療を受けるより、自分で動いた方がいいんじゃないの?と思われるかもしれませんが、はりきゅうやあんまマッサージでは、痛みの原因筋を特定し治療できること、痛みがあらわれる動きに対し、その補助をする筋肉まで治療できることなど、メリットはあります)
筋肉痛でも動ける範囲で動く。これが筋肉痛を早く改善させるコツなんですね。
それでは今日はこのあたりで失礼します。院受付に桃の花を飾ってみました。春です。
腰痛・お尻の痛みには「はりきゅう治療」
「はり治療の予約」とお電話ください。
☏079-245-3552
院前に無料駐車場あります。
LINEからご予約いただけます。ID @huc6048b
インスタグラムにて毎日1分動画更新中。
公開日:
寝違えた・・・
おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
今日明日は地元神社の厄除祭。今日の夜中に同級生でお祓いをしていただきに行く予定です。今朝もランニングの最後にお参りに行ったんですけどね。恭子先生には「お賽銭も入れずに毎日お願い事するなんて・・・」と突っ込まれますが。
さてさて話は変わりまして・・・
今日は「寝違え」のお話をしてみようと思います。
私、3日程前に寝違えました。朝起きたら「あれ?肩が痛いなぁ」という感じだったんですが、そこからどんどん痛みで動かせなくなり・・・特に首の前後の動きではズキっと電気が走るような痛みとなってしまいました。
実は、寝違えの詳細は全く解明されていません。恐らく、数日から1週間ほどで痛みが改善すること(自然改善すること)、レントゲンやMRIなどの画像検査では異常がないこと。恐らくこのような理由により、確定診断に至らなかったり(そもそも寝違えで受診する人もすくないのかもしれません)、寝違えを対象とした研究や調査が行われていないのが現状かと思います。
しかし、寝違えには、いくつかの特徴がありますので、今回はその特徴から原因や対処法を考えてみたいと思います。
まず、寝違えの定義ですが、「眠っていて目が覚めた時点で起きている首や肩の痛みのこと」だそうです。痛みの原因は、睡眠時の不自然な姿勢による筋肉の圧迫、血流悪化、前日の運動や慣れない作業による筋けいれん、頸椎の炎症など、色々な説がありますが、どれも推測レベルで明確にはなっていません。
ここからは、私がこれまで治療させていただいた寝違え症状の特徴です。
特徴①動かさなければ強い痛みはない
寝違えは首を動かすとかなり強い痛みが出る場合が多い反面、動かさなければ全く痛まない、もしくはそれほど強い痛みは出ないという場合が多い症状です。このことから、痛みの原因は「機械刺激による痛み」と判断できます。機会刺激とは、この場合、「筋肉が動くこと」を意味します。筋肉が動くことで、痛みのセンサーが反応し、その結果、首や肩に痛みを感じている状態ということです。因みに、炎症性の痛みは、ズキッというような鋭い痛みではなく、ジンジンとかシクシクというような鈍い痛みが特徴ですので、寝違えの痛み方とは全く別物ですね。
特徴②痛むポイントが明確である。
首から肩にかけて全体が痛むというより、右・左・首・肩・この部分、というように比較的痛むポイントがわかる場合が多いです。これもまた、関節の炎症などではなく、筋肉が痛んでいる場合の特徴です。筋肉(筋膜)には痛みを感じとるセンサーがたくさん分布していますので、骨や内臓に比べると痛むポイントが比較的明確なんです。
特徴③湿布や痛み止めが効くような効かないような…
筋肉の動き(伸び縮み)が原因となる痛みには、痛み止め薬はあまり効いてくれないことが多いです。(筋肉の動きによる痛み+炎症による痛みの場合は、薬で少し痛みが改善される場合はありますが)ですので、寝違えにシップや痛み止め薬を使用しても、劇的に痛みが改善するケースは少ないように思います。
上記①②③から、寝違えは筋肉の急性の痛みである可能性が高いと私は考えています。そして、痛むポイントや痛む動作から、原因となっている筋肉を予想することができます。
因みに、痛みと動きの制限に耐え切れず、私は一昨日、北村先生にあんまマッサージをしてもらいました。首の前後の動きで強い痛みがでていること、痛むポイント、この2つから僧帽筋と斜角筋の2つの筋肉を狙って治療してもらいました。空き時間に5分ほどの治療でしたが、首を動かせる角度がけっこう広がったことと、動かしたときの痛みが半分くらいに減ったことで、随分と楽になりました。
通常の寝違えは、2日から1週間ほどで痛みが改善する場合が多いですが、2日ほど経っても全く痛みが軽減しない場合や、頻繁に寝違えを起こす場合、寝違えた当日にどうしても痛みを軽減しておきたい場合などは、鍼灸やあんまで原因筋肉を緩めた方が良いですよ(鍼灸とあんま、どちらが良いのかは、どの筋肉を痛めているかにもよります)
それでは今日はこのあたりで失礼します。素敵な週末を!
「めまい・不眠・膀胱炎様症状」には「はりきゅう治療」
「はり治療の予約」とお電話ください。
☏079-245-3552
LINE @huc6048b LINEからもご予約いただけます。
インスタグラムにて毎日1分動画更新中。
公開日:
どんな時にはりきゅう治療ってうけたらいいの?
おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
昨日の夜、勉強会で出かけていたんですが、小さな紙袋を持った人が多かったように思います。中身はチョコ?皆さん、ハッピーバレンタインでしたか??
さてさて話は変わりまして・・・
今日は、はりきゅう治療(鍼灸治療)ってどんな時に受けたらいいの?というお話をしてみたいと思います。
まずは、WHO世界保健機関による鍼灸適応症には以下のようなものがあります。
■神経系疾患
神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー
■運動器系疾患
関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)
■循環器系疾患
心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ
■呼吸器系疾患
気管支炎・喘息・風邪および予防
■消化器系疾患
胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾
■代謝内分泌系疾患
バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血
■生殖、泌尿器系疾患
膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎
■婦人科系疾患
更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊
■耳鼻咽喉科系疾患
中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・へんとう炎
■眼科系疾患
眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい
■小児科疾患
小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善
めちゃくちゃ多いですね…
ちょっと話はそれますが、上記の症状は、必ずしも研究の結果「はりきゅうが効く」と証明されたものではありません。エビデンス(科学的根拠)に欠けるものも含まれている可能性はありますが、数日前の日記にも書いたように、エビデンスが低い=効果がない とも言い切れないんです。まぁ、今日はそのあたりのお話はちょっと置いておきますね。
あっ、それともう一つ余談ですが、鍼灸師にも得手不得手な症状というのがあると思います。得手不得手というと語弊があると思いますが、治療経験が豊富な症状とそうでない症状は、絶対あるはずです。私の場合、上記症状内で言いますと、神経系疾患と運動器系疾患は耳鼻科系は毎日治療しています。呼吸器系疾患(動悸、せきなど)や消化器系疾患(逆流性食道炎や胃部不快感、便秘下痢)も治療機会は多いです。生殖泌尿器系は、膀胱炎は時々治療しますが陰萎は治療経験がありません。眼精疲労は頭痛や肩こりの治療と併せて行うことが多いですが、仮性近視の治療経験はありません。婦人科疾患の乳腺炎も治療経験はありません。
というような感じで、鍼灸師による「バラつき」はあると思います。
と、かなり話がそれました。すいません!
もう一度、上記WHOが挙げている症状をみていただきたいのですが、鍼灸の適応症って、意外にも筋肉や関節の症状だけではないんですね。鼻・耳・肺・腸・膀胱などなど、内臓病変の治療にも役立つ可能性があるんですね。
なぜ、鍼灸(はりきゅう)が内臓病変の治療に役立つのか?
まず、はりやお灸の刺激は皮膚に分布している感覚神経を伝って、脊髄に入ります。(はりは痛くないですし、お灸は熱くないですが、それらによる外部刺激は確実に感覚神経を介して脊髄に伝わります)脊髄内で、内臓に向かう交感神経(自律神経の1つ)にその情報が伝わり、その結果、内臓の病変や働きが改善される。とこのような仕組みなんですね。
これを「体性-内臓反射」と言います。はりきゅうは、この体性―内臓反射を利用して、内臓病変の改善を行っているんです。
因みに、はりやお灸で血流改善!とよく言っていますが、あれもこの体性―内臓反射の1つなんです。皮膚を刺激することで、血管を支配している交感神経が働き、血管が拡張するんですね。
今日は、はりきゅうで内臓病変を改善できる理由についてお話いたしましたが、金に鵜に対してはまた別の仕組みがあります、それはまた今度お話したいと思います。
それでは今日はこのあたりで失礼します。
あぁ、寝違えて首が痛い、痛いよぉ~。鍼灸師でもこんなことがあります。
「めまい・不眠・膀胱炎様症状」には「はりきゅう治療」
「はり治療の予約」とお電話ください。
☏079-245-3552
LINE @huc6048b
初めての方でもLINEでご連絡いただけますよ~。当日治療をご希望の方はお電話ください。
インスタグラムにて毎日1分動画更新中。
公開日:
疲れとは一体何?
おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
今日は、2/14。ハッピーバレンタインとなりますように!
さてさて話は変わりまして・・・
今日は「疲れとは何か?」というお話をしてみたいと思います。
たぶん私だけじゃないと思うのですが、嫌なことや面倒くさいことに限らず、楽しいことをしても疲れませんか?例えば、のんびり温泉につかった後に疲労を感じたり、久しぶりに会った友人と散々喋って分かれた後にドッと疲れが出たり・・・私、先日、緊迫した内容の映画を観たんですが、一生懸命観すぎたのか主人公になりきっていたのか、見終わったら結構疲れてました。と、こんな風に、疲れを感じるシーンは多いと思うのですが、一方で、面倒くさいなと思う作業をやり始めると、絶対今日中に終わらせてやる!という意識が芽生え、疲れなんて感じることもなく一心不乱にそれに取り組む。なんてこともあります。楽しくても疲れる、嫌なことでも疲れない場合もある、疲れって一体何やねん!?と不思議に思うわけなんです。
そんな疑問に対して、面白いことを言っている人がいました。それによりますと・・・
「行っていることまたは行わなければならないことと,前もって決定した行いたいこととが違っている」というギャップ。「実際に行うべきまたは行った一連の操作が,行為の現在の意図に合わない」というギャップ。これらの状況が一定時間持続すると、目的を達成できない、目標に充足しないという意識が表れモチベーションが低下する。これが「疲れ」なんだそです。
なるほど!だから、嫌なこと、面倒くさいことでも、それをやらなきゃいけない理由・目的とか、それをやってしまった後に得られる結果が一致していれば疲れを感じずに行えるんですね。
そして、「疲れは別の活動への動機を生む」のだそうです。
一定時間仕事を続けると疲れを感じてきます。この疲れこそが、休憩したいという欲求を生む。そして休息することにより、再び仕事へのやる気を想起させる。ということなんですね。
そうかぁ、疲れは殻ずしも悪いものではなく、疲れがあるからこそ、色々な活動ができるとも言えるんですね。
よ~し、今日も色々な疲れを感じられるように、1日を過ごしたいと思います!
しかし、「体の痛み」と「疲労感」はまた別のお話だと思いますので、痛みがある時は我慢せず治療にお越しください。
「疲労感」には「あんまマッサージ」
体がだるい、頭がぼーっとする、集中力低下、これらは休息のサインです。
「あんまの予約」とお電話ください。
60分 4500円(税込)
☏079-245-3552
LINE @huc6048b
インスタグラムにて毎日1分動画更新中。
公開日:
エビデンス(根拠)がないから効かない治療なのか
おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
先日の日曜日は姫路城マラソンでしたね。私は走ってないのですが、今回初マラソンに挑戦した友人から、無事完走&目標タイム達成したという嬉しい連絡をもらいました。後半地獄やったけど・・・だそうです 笑
さてさて話は変わりまして・・・
今日は「エビデンス」のお話をしてみようと思います。
治療におけるエビデンスとは「治療の科学的根拠」のことです。
試験や調査など研究結果から導かれた科学的裏付けのことなんですね。
はりきゅう治療はエビデンスに乏しい…な~んてよく言われますが、私が持っている本に、慢性の痛みに対しての治療法の関する研究や論文を精査し、そのエビデンスや推奨度をまとめた本があります。疼痛学会やペンクリニック学会、鍼灸学会など10団体により作られた本だそうです。それを見ると、意外とよく行われている治療が「推奨度 弱」とか「エビデンス総括 低」になっています。
例えば、腰痛時のコルセット。これは「推奨なし」で「エビデンス総括 低」となっています。腰椎椎間板ステロイド薬注入は「推奨度 弱」で「エビデンス総括 低」となっています。
因みに、慢性片頭痛に対してのはりきゅう治療は、「推奨度 弱」で「エビデンス総括 低」となっています。内服薬と比較しはりきゅう治療による有意な予防効果を認めたが、プラセボ効果が生じた可能性が考慮されるため。という解説がなされています。
この本を見ていると、よくある治療法も、科学的根拠に乏しいのか・・・とか、効くかどうかわからないのか・・・と落胆しそうになるのですが、エビデンス総括が低い=ダメな治療 無駄な治療 というわけではないんです。
この本には、推奨度やエビデンス総括がなぜ、そのような評価になっているのか?という解説が記載されています。そこが重要だということも記載されています。
そもそもの論文数が少なく、評価が難しい。有効性は認められるものの、他の因子が影響した可能性を除外しきれない。罹患歴により、有効性に差がある。などなど、様々な理由で、「効果は認められるが、エビデンス総括は低い」という場合がかなりあります。
生理学や解剖学など、体の仕組みから逸脱した治療法や健康法は良くないと思いますが、エビデンスが低いからダメというわけでもないんですね。
今は、インターネットで医療情報が簡単に調べられる時代ですので、皆さんも、自分が受けている治療についてや、今後試してみたい治療について調べてみるのも良いかと思います。そこでわからないことや不安などがでてくることもあると思いますので、それをお医者さんや鍼灸師にたずねてみて、どんどん治療者とコミュニケーションをとっていただいたらいいのではないかと思います。それが信頼関係につながるのかなと。
それでは、今日はこのあたりで失礼します。
連休明け、今日は火曜日ですよ。お間違えなく。
「坐骨神経痛」には「はりきゅう治療」
「はり治療の予約」とお電話ください。
☎079-245-3552
LINE@huc6048b
インスタグラムにて毎日1分動画更新中。
公開日:
がんの痛みと鍼灸治療
おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
昨日は、一人で銭湯に行っていました。広いお風呂、炭酸風呂にのんびりはいって、はぁぁぁぁ~、最っ高!しかし、いつも思うのですが、せっかく広いお風呂に入っているのに、いつも隅の方で湯につかる・・・
さてさて話は変わりまして・・・
今日は「がんの痛みと鍼灸治療」というお話をしてみようと思います。
前置きとしてですが、はりきゅう治療でがんは治せません。そんな謳い文句の鍼灸院がもしあったら絶対行かない方が良いと思います。今回のお話は、がんを治すという話ではなく、がん自体の痛みとどう向き合うかというお話です。
がんの痛みは色々な視点からいくつかの分類がなされることがありますが、その1つが侵害受容性疼痛(しんがいじゅようせいとうつう)と神経障害性疼痛の2つに分ける考え方です。侵害受容性疼痛は、骨・筋肉の痛みと内臓の痛みの2つに分けられ、骨・筋肉の痛みは局所が明確で、体を動かしたときに強い痛みがあらわれる特徴があります。内臓の痛みは、内臓組織の炎症などが原因で、局所が不明確で鈍痛として感じることが多いです。内臓組織の炎症は、脊髄反射を介して、近くの筋肉を緊張させることで、筋肉の痛みへとつながります。
一方で、神経障害性疼痛は、がんによる神経線維の圧迫・浸潤(がんが広がっていくこと)が原因で起こると言われています。
ちょっと難しいお話になってしまいました。すいません。
過去、がんの痛み軽減を目的に当院へ来院される患者様が数名いらっしゃいました。
「ここで治療してもらうと、しばらくは痛みが楽になるんです」という言葉をいただいたこともあります。
先ほど、がんの痛み分類についてお話いたしましたが、はりきゅうで軽減できる痛みは、恐らく侵害受容性疼痛の1つである筋肉の痛みであると考えています。はりきゅうでがんを小さくすることはできませんし、骨転移している部分を改善することもできませんが、筋肉の痛み・緊張は一時的に改善することはできます。そして、筋肉の痛みは、なかなかに強い痛みがでるので、それを改善するだけでもいくらか苦痛は軽減できると考えています。
(神経障害性疼痛に物理療法が有効という説もありますが、そこは私が腑に落ちない部分がありますのでそのお話は省略します)
痛みは、精神的苦痛ともなるので、はりきゅうで少しでも痛みが改善され、ほっとできる時間を過ごして頂けらいいなと思っています。
それでは今日はこのあたりで失礼します。
来週は寒さが緩むようですね。春目前。
「痛み改善」には「はりきゅう治療」
「はり治療の予約」とお電話ください。
☎079-245-3552
LINE@huc6048b
インスタグラムにて毎日1分動画更新中
公開日: