かずひら鍼灸院

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「 かずひら日記 」 一覧

ぎっくり腰の痛みは炎症が原因か

おはようございます。めまい・不眠・雨降る前の体調不良など自律神経症状治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。

今朝は厳しい寒さになると聞いていましたが、とりあえず、ここ姫路は積雪とはならずでほっと一安心しました。

さてさて話は変わりまして・・・

一昨日の夜にぎっくり腰になりました。ホント軽~いものなので、動けてはいるのですが、動き出しの瞬間や、不意に体勢を変えようとした瞬間などにギクッと痛みが走ります。

ぎっくり腰は、腰椎椎間関節ねんざと呼ばれたりもします。関節のねんざ→炎症→痛みの原因 とも考えられますが、このぎっくり腰の痛みとは一体何なのか?今日はそんなことを考えてみたいと思います。

まず、炎症による痛みには「発痛物質」が関わるとされています。ですので、痛み止めの薬には、この発痛物質を遮断する役割があり、それにより痛みが軽減するんですね。

で、先ほどの「ぎっくり腰=腰椎椎間関節ねんざ」と仮定すると、腰でねんざが起きている→ねんざは炎症が起こる→炎症が起こると常に発痛物質がでる→痛む ということになります。

しかし!

ここでひとつ疑問に感じることがあるんです。

今回の私のぎっくり腰もそうですし、ぎっくり腰の患者様の場合もそうなんですが、「痛まない姿勢」があるんです。ちょっと腰を丸めるような姿勢で横向きに寝ていればまったく痛みはない。とか、座ってしまえばそれほど痛みはない。とか。

でも、炎症が起きているときは、寝ていようが座っていようが、発痛物質は常に出ているはず。なんで痛くない時があるんだ??という疑問です。

発痛物質に関しましては色々な見解があるようですが、実は、発痛物質単体では、それほど強い痛みとはならないということが言われています。ぎっくり腰の際に「痛み止めの薬」を飲んでもそんなに効いた感じがしなかった・・・という経験をお持ちの方も多いかもしれませんが、そもそも、ぎっくり腰の痛みが発痛物質による痛みではない可能性があるということかもしれませんね。

で、ぎっくり腰で、最も強い痛みを感じるのはどんなときか?と考えると、例えば、椅子に座っていて立ち上がろうとした瞬間、とか、朝起き上がる瞬間じゃないでしょうか。そうなんです、「動き出し」が最も痛むんです。

動き出しは、当然、腰やお尻の筋肉が動きます。そして、筋肉(筋肉を覆っている筋膜)には、痛みを感じとるセンサーが無数についています。筋肉が動くときに、このセンサーが反応すると・・・強い痛みがでる。(逆に、動かずに静止しているとこのセンサーが反応しないので痛みがない、もしくは少ない)

炎症による痛み(発痛物質による痛み)<筋肉の動きによる痛み(機械刺激による痛み)ということが言えそうです。

ですので、ぎっくり腰の際は、炎症を抑える処置も大事ですが、痛み緩和として腰やお尻の筋肉の状態を早急に改善することも大事なんですね。

皆さんもぎっくり腰には十分お気を付けください。

私は昨日からコルセット生活・・・腰痛患者様の気持ちがよくわかる・・・(でも、軽い腰痛なので、遠慮なくご来院ください)

 

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自律神経のお話

おはようございます。めまい・不眠・雨降る前の体調不良など自律神経症状治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。

完全に流行に乗り遅れた感もありますが、ドラマVINANTを見始めました。スリルがあって話の展開が早くて面白いですね。できれば休日に一気見をしたいのですが、以前、1日中ソファに座ってそれをしたら、とんでもない腰痛になったので、今回はボチボチ見ることにします。

さてさて、話は変わりまして・・・

今日は自律神経のお話をしようと思います。

自律神経と一言で言っても、なかなかに奥が深いので、今日は自律神経の基礎の基礎のお話です。

まずは、こちらの図をご覧ください。

これは、自律神経を構成する「交感神経」と「副交感神経」の分布図です。生理学の本には必ずと言っていいほどこのような図が載っています。

色々な線(神経線維)が色々な部分から出ていますね。

そうなんです。自律神経は、たくさんの神経線維によって構成されているんです。

では、なんでこんなに複雑な構成になっているのか?

それは、「体の各部分で別々に働くことができるように」なんです。

自律神経は生命維持のために働く神経です。(意識しなくても、心臓や大腸が動いているのは自律神経が情報伝達を行っているからです)生命維持のために働く神経が、全身で同時に働いてしまうと・・・これ、とんでもなく不都合が生じてしまいます。

朝目が覚めたら便が漏れちゃってるとか、映画を観て感動して涙したら血圧が急低下して意識を失うとか・・・

でも、通常であればそのようなことが起こらないのは、自律神経が体の部分ごとに別々に働いているからなんです。

大雑把な表現ですが、心臓の自律神経と、大腸の自律神経の働きは全く別物ということです。

ですので、例えば、リラックスして音楽を聴いたから全身の副交感神経が働く、とか、約束の時間に遅れそうで全力で走ったから全身の交感神経が働くとか、そのような全身の自律神経が一様に働くというようなことはないんです。ないように構成されているんですね。

リラックスしていてもストレスフルでも、自律神経は生命維持のために勝手に働いてくれますのでご安心を。

 

 

「自律神経失調症」は症状に着目して治療する。

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坐骨神経痛・脊柱管狭窄症で脚の外側が痛む理由

おはようございます。めまい・不眠・雨降る前の体調不良など自律神経症状治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。

先日、自宅で任侠映画を観ていました。1と2があったんですが、私なぜか先に2を観たんです。で、先日1を観たんですが、やっぱり1から観たほうが話がわかりやすいですね。って、当たり前やろっ!

さてさて、話は変わりまして・・・

今日は、腓骨筋(ひこつきん)のお話をしたいと思います。

腓骨筋は図のように、ひざ下の外側から足首下まではしっている筋肉です。小指を持ち上げる(足首を外側にひねる)働きをしています。

そんな動き、普段する??と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、坂道を歩いたり、凸凹の地面を歩いたりするときに体のバランスを保つために働いているんですね。因みに、私、時々山を走るんですが、何より1番にこの腓骨筋が疲れます。(脚の外側に嫌~なだるさを感じます)

坐骨神経痛や脊柱管狭窄症の患者様が、よくこの腓骨筋部分の痛みやしびれを訴えられます。(お尻~太もも前外側~すねの前側と外側の痛みを訴えられる方が多いです)

歩いたり、立位が続いたときに、腓骨筋が働くことで痛みが起きている可能性があるんですね。

この場合、当然、腓骨筋の治療を行っていくと、しびれや痛みが軽減・消失するケースが多いです。こんな風に神経痛の場合でも筋肉の治療で症状改善することは多いです。

今日は20日、「二十日正月」、今日をもって正月が終わりだそうです。まだ餅が残ってる…

それでは今日はこのあたりで失礼します。

雨模様ですが素敵な週末をお過ごしください。

 

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医療費控除対象です

おはようございます。めまい・不眠・雨降る前の体調不良など自律神経症状治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。

年始から、やや減量を目指して、「余計なものを食べない」を徹底しています。冷蔵庫に未開封のチョコが3箱も入っているのですが今のところ手を出さずに済んでいます。絶対食べないぞ!食べるもんか!食べてたまるか!と毎回冷蔵庫を開ける度、思っています。一体これは何の修行やねん・・・

さてさて、話は変わりまして・・・

確定申告の時期が近づいてきまして、こんな小さな鍼灸院でも、やっぱり面倒くさいものは面倒くさい。はぁ~、4000万円のキックバックはちゃんと記載しておこうっと。←しょーもないこと言ってないでサッサと申告資料揃えよう。

ってこんな話がしたかったんじゃないんです。

はりきゅう治療費やあんま施術費って、医療費控除の対象なんですよ。ということをお伝えしたかったんです。

ちゃんと国税庁のホームページにも記載されています。以下の条件を満たしていれば、医療費控除対象となります。

  • 年間10万円以上の医療費であること。

はりきゅうやあんまのみで10万円以上である必要はありません。他の病院に行かれた際の治療費などとの合算でOKです。また、例えば扶養家族の方の医療費との合算でもOKです。

  • 領収書を保管

当院では、治療を受けられた際の領収書を発行できます。(はりきゅうもあんまも)「昨年度分をまとめて」ということにも対応できますので、必要な方はお申し出ください。

  • リラクゼーション目的でない治療

はりきゅうにもあんまにも共通していることですが、「リラクゼーション」や「疲労回復」を目的とした施術でないことが条件となります。

以上3つを満たしていれば、はりきゅうやあんまも医療費控除の対象となります。

ご存知でない患者様も多いので、今回ご紹介させていただきました。

それでは今日はこのあたりで失礼します。今日も素敵な1日でありますように。

 

「お尻や脚の痛みで歩けない」そんな症状に「はりきゅう治療」

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坐骨神経痛、脊柱管狭窄症は3か月

おはようございます。めまい・不眠・雨降る前の体調不良など自律神経症状治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。

先日TVで「家電が壊れたときは運気が上がっているとき」と言っていました。3日程前に、プリンタが壊れて、少々凹んでいたんですが、運気が上がっているのかもしれません。いやいや、壊れないに越したことはないんですけどね・・・

さてさて、話は変わりまして・・・

今日は「坐骨神経痛や脊柱管狭窄症は3か月」というお話です。

少々根拠(エビデンス)に乏しいお話になってしまいますが、坐骨神経痛や脊柱管狭窄症は3か月はり治療をしながら症状変化をみていただきたい。というお話です。

なぜ3か月なのかと言いますと、ヘルニア部分を貪食細胞(どんしょくさいぼう)であるマクロファージが食べて自然消滅、もしくは縮小する可能性が示唆されているからです。

そして、坐骨神経痛や脊柱管狭窄症は痛みがあらわれている患部の筋肉の状態を改善することが痛み軽減につながる、と私は考えています。3か月あれば、それがある程度できるのではないかと思っています。

先日、坐骨神経痛による脚のしびれと痛みで50mほどしか歩けなかった患者様が、かなり回復され、「今回は(痛みがひどくて)もう治らないんじゃないかと思ってましたけど、先生がおっしゃる通り、数か月でよくなりました」とおっしゃっていました。この方は、通院当初は週に2回、その後は週1回で約3か月治療させていただいています。

発症時期や、症状の度合い、個体差により違いはあるとは思いますが、症状改善の一つの目安としましては「3か月」なのかなと感じています。

坐骨神経痛や脊柱管狭窄症でお困りの方は、一度はりきゅう治療をお試しください。

 

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良性のめまいに対して

おはようございます。めまい・不眠・雨降る前の体調不良など自律神経症状治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。

先日、友人家族と我が家で鍋を食べました。寒い冬に大勢(と言っても8人ですけど)で囲む鍋はいいですね!

さてさて、話はかわりまして・・・

今日はめまいのお話。

めまい感があって、色々検査もしてもらったけど、これと言って悪い部分は見つからなかった。という場合、重病じゃなくてよかったという安堵感もある反面、じゃあ、このめまい感は何が原因なんだ?どうすれば良いんだ?という疑問も残ります。TVでは、耳の中にある耳石が剥がれて動くことが原因と言っているし、インターネットでは三半規管の浮腫が原因なんてことも書かれてある。どちらにしても、どうすれば改善するのかはよくわからない・・・と、めまいでお悩みの方はこのような状況の方も多いかと思います。

めまいに関して、私は3年ほど前から研究チームに所属し、色々な試験を行ってきました。今日は、その経過と結果をお話してみたいと思います。

今回は、脳や神経に特に異常がない場合の、いわゆる「良性のめまい」という場合のお話です。

この場合、原因の多くは耳の中にある「三半規管」の不調だと考えらえています。耳石が剥げれて・・・とか内耳の浮腫や炎症が・・・というのも、全て三半規管に関わるお話なんですね。

三半規管は、体のバランスを感知する装置で、「あ、今体が右に傾いているな」という情報をキャッチし、それを脳に伝えているわけなんです。ですので、この三半規管に何らかの異常が起こると、体のバランス感覚を正常に感知できなくなり、めまいが起こるという仕組みです。

私達は、はりきゅう刺激がどの程度三半規管に影響を与えるのか(もしくは与えないのか)を調べるため、色々な試験を行ってきました。

試験の方法も多種多様ですが、主に、①ローラーはりを使って、耳たぶ際を刺激する。②患者役の人を回転椅子でくるくる回して仮想めまい状態を起こす。③ジャイロセンサ(体がどの方向にどれくらいのスピードで揺れたかを測定する機器)を用いて、体の揺れ具合を計測する。④ローラーはり刺激をした場合と、しなかった場合の体の揺れを比較する。

という上記方法で試験を行いました。

こんな感じのグラフになるのですが、グラフの線が大きければ大きいほど体の揺れが大きいということです。画像の左側のグラフが「無刺激」、右側が「耳たぶ際をローラーはりで刺激した場合」です。右側の方が体の揺れが少ないことがグラフを見ただけでもわかるかと思いますが、これを改善率にしてみると20%から34%ほど改善しているんです。これは、耳たぶ際を片側5分、ローラーはりで刺激した場合のデータです。

この1例だけですと「そんなの、たまたまじゃないの?」となってしまいますので、この試験をある程度の人数で試しました。その結果、昨年、ローラーはり刺激をした場合のほうが、体の揺れが有意(偶然ではなく)に減少するということを発見しました。そして、それを学術大会にて発表しました。そこからもまた試験を重ねた結果、新たな発見があり、今、学術大会での発表に向けて準備を進めています。

この試験は、まだまだ中途段階で、疑問点やツッコミどころもありますが、それでも、「耳たぶ際のローラーはり刺激がめまいを改善する可能性」を示唆していると考えられます。

まだまだ試験を重ね。より正確で役立つ情報を今後お知らせできるように頑張ります。

因みに・・・

こちらがローラーはりです。

 めまいに対する刺激部位はこちらです。耳たぶのすぐ際です。ここを片側5分程度(なかなかに手が疲れると思います)1日何回という決まりはありませんので、時間がある時に何回でも行ってください。

皮膚をさすることが目的ですので、力は入れずに(圧はかけずに)行ってください。

というのが、私がおすすめする「めまいや体のふらつき」に対するセルフケアです。

それでは今日はこのあたりで失礼します。

今日も素敵な1日でありますように。

 

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津波や地震の映像を見るとしんどくなる…

おはようございます。めまい・不眠・雨降る前の体調不良など自律神経症状治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。

1月10日は午後から神戸三宮で仕事だったので、ちょっと寄り道をして柳原えびすに行ってきました。

日中だったからなのか、それほど混雑もしておらず、すぐに参拝できました。いいですね、こういう華やかな雰囲気!

さてさて、話は変わりまして・・・

「地震のニュースを見ると気分が落ち込む」とか「心臓がドキドキしてちょっとしんどくなる」というお話を患者さんからうかがいました。そういう方もいらっしゃるんじゃないかと思います。

脳には偏桃体という部分があり、これが恐怖の情動を起こすのに重要な場所だと言われています。そして偏桃体は、脳の色々な部分へ神経線維を出していることもわかってきています。

つまり、地震や津波の映像を見る→偏桃体により恐怖感情が起こる→偏桃体から視床下部や脳幹に情報伝達が行われる→その結果、身体症状が現れる。こういう反射が起こるんです。

映像を見たときに動悸や息苦しさを感じるという方の対処法は、映像を見ない、もしくは見る頻度を減らすことではないかと思います。被災地を想うことは大事だ!というのは私もそう思いますが、それはある種、感情のお話であり、映像を見たときの身体症状については、生理学のお話だと思います。感情論と生理学は分けて考えることも重要かと感じています。

それでは今日はこのあたりで失礼します!

 

「気分が沈む」そんな時は「あんまマッサージ」でまずは体をほぐす。

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血流改善=筋肉が柔らかくなる!?

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

まずは、能登半島地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。これ以上言葉が続かないです・・・TVでどなたかがおっしゃっていました、今自分にできることは、周りの人へ優しくすることだと。それが巡り巡り能登へつながると。それを信じて、今日も笑顔で患者さんをお迎えさせていただきます。

さてさて話は変わりまして・・・

血流をよくすると筋肉は柔らかくなる。とよく言われます。これが基になっているかどうかは定かではありませんが「寒い冬はぎっくり腰に要注意」な~んて言われたりもしますね。

寒くなるときゅっと筋肉が固まる。血流が悪くなると筋肉が伸び縮みしにくくなる。なんとなくイメージできますが、それは事実なんでしょうか?

というようなことを少し考えてみたいと思います。

これ、逆から考えてみると・・・筋肉がなぜ硬くなるのか?という視点ではなく「筋肉を柔らかくするためには」という視点で見てみるとわかりやすいんじゃないかと思います。

筋肉には「腱紡錘(けんぼうすい)」という装置があります。腱紡錘は筋肉の張り具合を感知しています。張り具合が強くなりすぎると筋肉を損傷してしまいますから、それを防ぐための装置なんですね。

マッサージやストレッチ、鍼の刺激もそうなんんですが、これらは腱紡錘を反応させます。腱紡錘が反応すると、その反射により、筋肉を緊張させているα運動ニューロン(アルファ運動神経)の働きが抑えられます。その結果、筋肉が緩むんです。

この反射を生理学では自原抑制(じげんよくせい)とか1b抑制(ワンビーよくせい)と言います。

ストレッチや電気刺激、はり刺激、カイロプラクティス、整体、マッサージなど、体のこりや痛みを改善する手段は色々ありますが、恐らくすべてのものにこの自原抑制の要素は使われていると私は考えています。

この自原抑制の反射に「血流」は一切関係していません。腱紡錘が反応するか否か、これが重要ポイントなんですね。血流が改善したから腱紡錘が反応するということでもありません。

腱紡錘を反応させるためにマッサージをした結果、局所の血流も良くなったという可能性はあるかもしれませんが。

というわけで、コリ・足のこわばりなどには、温めることよりも腱紡錘を反応させることが大事だと私は考えています。

それでは今日はこのあたりで失礼します。

 

筋肉の異常には「はりきゅう治療」

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乗り物酔い予防(年内は30日まで診療)

おはようございます。めまい・不眠・雨降る前の体調不良など自律神経症状治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。

娘(小1)がクラスでなぞなぞ係?クイズ係?をしているそうで、先日私にも問題を出してきたんです。「はなさかじいさんがマンションに住んでいます。何階でしょうか?」え~!!はなさかじいさんってマンションに住んでるのか!?というのはちょっと置いておいて・・・さて、皆さんはわかりましたか?

 

話は変わりまして・・・

今日は「乗り物酔い予防」というお話をしてみたいと思います。

そもそも乗り物酔いって何?なぜ起こるのか?すごく大雑把な回答ですが「脳の混乱」です。

人間の体のバランス感覚は・三半規管(耳の中)・視覚・体性感覚(筋肉)の3つの要素で成り立っています。これらの情報を脳で処理することでバランス感覚が保たれます。

しかし、乗り物に乗っている時はこれが保ちにくいんですね。

例えば、電車に乗っている仮定でお話しますと・・・

電車の揺れはにより頭が微妙に動くと三半規管も揺れます。もともと三半規管に不調がある人は、これだけでも乗り物酔いが起こる可能性があります。

混雑した車内や、スマホや本を見ながらの乗車は、視覚が遮られます。これも体のバランスが保ちにくくなり、乗り物酔いの原因となってしまいます。

上記に加え、立ったままの乗車の場合、体の床や壁への接地面積が少ないため、体性感覚という感覚によるバランス保持が難しくなることが考えらえます。

というように、乗り物に乗っていると、酔いやすい環境が整ってしまうことが多いんですね。さらに、車内の臭いや温度・湿度、その時の服装などによっても乗り物酔いが助長されてしまうかもしれませんね。

私も乗り物酔いをしやすいので、(特に電車)毎回気を付けているのが以下のことです。

・可能な限り進行方向を向いて座る

・シートに深く座り、背中をシートにくっつけ、体とシートの接地面積を増やす

・頭をシートにもたれかけさせ、頭の揺れを少なくする。(三半規管の揺れを少なくする)

・目は閉じず、遠くの景色をぼーっと眺める(視覚(視野)確保によりバランスを保つ)

・眠くなったら迷わず寝る

酔いやすい方の中には、無理に眠ろうとして目を閉じる方もいらっしゃると思いますが、それは逆効果なんです。私達が行ってきためまいの実験でも、開眼・閉眼の体の揺れを比べると、圧倒的に閉眼の方が揺れる、バランス感覚がとりにくいんです。ですので、自然と眠ってしまうまでは、目は開けたままの方が無難です。

乗り物酔いしやすいたい質は、はりきゅう治療で改善できる可能性もありますので、お困りの方は一度ご相談ください。

今年も残り僅かですね。すでに年末年始のお休みの方も、お仕事の方も、残り僅かとなった2023年を満喫いたしましょう!

あっ、冒頭のクイズの答えですが「まんかい(満開)」だそうです。

 

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体温が低くなった。代謝が悪いのか?

メリークリスマス。めまい・不眠・雨降る前の体調不良など自律神経症状治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。

先日の土曜日に、ショッピングールを歩いていたら、クリスマスツリーが現品限りで売られていました。

欲しい・・・ということで店員さんに伝えたら「箱に入れるからお時間ください」とのこと。それはいいんですけど、箱にいれるということは、電飾や装飾は外され、帰宅後にもう一度付けなきゃいけない??ということで展示されているままの状態で持って帰ることにしました。

ショッピングモール内をクリスマスツリーを持って歩くおっさん。しかも嬉しくてちょっとテンション高め。

皆さん、素敵なクリスマスをお過ごしください。

当院は年内は30日(土)が最終診療日です。年始は1月5日(金)から診療いたします。

話は変わりまして・・・

本日は「体温」のお話をしてみたいと思います。

コロナが始まって以降、体温を測る機会も増えましたね。毎日測っている方もいらっしゃるのではと思います。

時々患者さんから「最近体温が低いんです。代謝が悪くなっているんでしょうか?」というお話をうかがいます。

体温は無理矢理区別するとすれば「深部温」と「表面温」の2つに分けられます。

深部温はその名通り、体の深部の温度のことです。それが心臓なのか大腸なのか、はたまた筋肉なのか?と問われると、なかなか答えずらいんですが、とにかく体の内部の温度を指します。

一方、表面温は皮膚温のことです。皮膚表面の温度ですね。脇に挟んで体温を測るとか、非接触体温計でおでこで体温を測るというものは、この皮膚温を測っています。そこから深部温を予想するためですね。

で、ここからが重要です。

人間は、恒温性動物です。カエルみたいに外気温によって体温は変化しません。変化しないように自律神経が働いています。ただし、皮膚表面の温度は外気温により多少変化します。灼熱の中、直射日光に当たり続けてればその部分の皮膚温は高くなりますし、極寒の中、冷たい風に当たり続けていれば、頬やおでこの皮膚温は下がります。

「最近、体温が低くなった気がする、代謝がおちているのかな?」という場合、皮膚温が下がっているだけで、深部温度は一定に保たれている可能性が高いので大丈夫ですよ。

深部温を一定に保つことを含め、体の機能を一定に保つ働きを「恒常性の維持(ホメオスターシス)」と言います。

これがあることで、寒い冬も暑い夏も生きていくことができるんですね。

 

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