筋肉が硬くなるのは同じなのに・・・なぜ?
おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
めっちゃくちゃ久しぶりの日記になってしまいました。すいません・・・皆さん、お変わりなくお過ごしですか?私は髪の毛が短くなったくらいで、その他は変わりありません。自分ではこの髪型は「マッシュルーム」だと思っているのですが、「らっきょ」とか「かつら?」とか言われます・・・
早いものでもう12月ですね。今年もあと少しで終わります。風邪もはやっていますので、くれぐれも体調には気を付けてお過ごしくださいね。
さてさて、話は変わりまして。
肩とか腰が痛くて鍼灸院や接骨院に行った時、「筋肉がかたまってますね~。カチカチですよ~」なんて言われることはよくあると思います。筋肉(詳しく言いますと筋肉を覆っている筋膜)には、痛みを感じとるセンサーがたくさんあるので、筋肉が硬くなると痛みは出やすい。しかし、よくよく考えてみると、重たい荷物を抱えたときだって、腰の筋肉には力が入って硬くなるだろうし、肩や腕の筋肉にも力が入って硬くなるはず。でも、そういう時は痛みを感じない。これはなぜなのか??
実は、ヒトが体を動かす際、「邪魔になる情報」は脊髄や脳で遮断される仕組みがあるんです。ヒトと言いましたが、サルにもあるそうです。物を持とうとして腕を曲げた。この時、腕の筋膜にある痛みセンサーは間違いなく反応するわけです。痛みセンサーが反応すると、その情報は、脊髄→脳と神経を介して伝わり、私達は「痛み」を認識するわけなんですが、当然、痛いと物が持てない!物を持とうとした時に「痛み情報」は邪魔なわけです。そこで、脊髄や脳で、この情報をシャットアウトするわけなんですね。
この仕組みを「シナプス前抑制」と言います。
この仕組みがあるからこそ、私達は歩く度、経ち上がる度、痛みを感じることもなく動けるんですね。
因みに、腰痛やひざ痛など、何らかの原因があり、その反射により筋肉が硬くなっている場合は、シナプス前抑制は働きません。だから動かす度痛みが出るんです。
今日は、生理学のお話でした。
それではこのあたりで失礼します。
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