お灸の選び方
おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
昨日の天気予報では雨にはなっていなかったんですが、今朝は雨ですね。まぁ、そんな時もある!
話はかわりまして。今日は「台座灸」のお話をしてみようと思います。
台座灸(だいざきゅう)とは、あまり聞きなれない言葉かもしれませんが「せんねん灸」と言うと「あぁ、あれか」とイメージしやすくなるかもしれませんね。
因みに、せんねん灸とは色々なメーカーが販売している台座灸のうちの1つなんです。
台座灸はドラッグストアでも買えますし、インターネットでも買えます。で、先日、インターネットで買った人の声を見ていると、「やけどした」「水ふくれができた」という内容の投稿がいくつか目にとまりました。
台座灸は、自分でカンタンにできるお灸ですが、やり方によっては小さな火傷(自然治癒する程度です)になることはあります。
なので、以下のことに気を付けていただきたいなぁと思います。
①台座灸の選び方
上の画像、これが台座灸です。台座灸はもぐさの質、量、台座の厚さにより、燃焼温度が違います。メーカーにもよりますが、弱中強、とか、マイルド・ソフトなど種類分けがされています。
因みに、上の画像の、台座の色が赤っぽい方は「強」です。もう一方の台座の色が黄色っぽいのが「中」です。強の方が台座が薄いのでそれだけ熱く感じやすいです。
2種類の台座灸を上から見てみますと、ちょっとわかりにくいですが、強の方が筒部分(もぐさが筒状になったもので、ここに火をつけて燃やす)が太くなっています。もぐさがたくさん詰まっているので、燃焼時間も長くなります。(それだけ熱刺激が強い)
上記のことを踏まえ、台座灸の選び方なんですが、特殊な場合を除いて「強」は使わない方が無難です。私の治療でも足の裏以外は強は使いません。火傷や水ぶくれの原因になるからです。ソフト・マイルド・中という表記の物を選んでいただければと思います。
②外すタイミング
台座灸は、火をつけてもすぐには熱くなりません。最初は無感覚、その内じわ~っと温かくなってきて、それを通り越すとピリピリ感・かゆみ・若干の痛み(熱によるもの)を感じます。水ぶくれや火傷が気になる方は、ピリピリ感がでてきたら外すとリスク回避ができます。私の治療でも「ピリピリ感がでてきたら教えてください。我慢はしないでくださいね」と患者さんにお伝えしています。最後まで燃やさないと効果がないんじゃないの?と思われるかもしれませんが、ピリピリ感がでてきたタイミングで外しても、お灸をした部分の皮膚は赤くなっているので、お灸の熱刺激により、少なくともその部分の血管拡張は起こっています。
色々とお話いたしましたが、①台座灸の選び方②台座灸を外すタイミング、この2つに注意していただければ、小さな火傷や水ぶくれはほぼほぼ防げるかと思います。
では今日はこのあたりで失礼します。
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