劇症型溶血性連鎖球菌感染症
おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
昨日、娘（小１）が通知表をもらってきました。「片づけができる」に高評価がついていました。先生、これ絶対他の子と間違ってますよ～、家だと脱いだ靴下もそのまま放置ですよ！
さてさて、話は変わりまして。
サッカー日本代表VS北朝鮮代表（会場：平壌）が、北朝鮮の意向により中止になるとのニュースが流れましたね。劇症型溶血性連鎖球菌感染症を危惧してとのこと。
確かに、致死率が３０％とも言われるこの感染症は恐ろしい・・・
この感染症が今、東京都内では過去最悪ペースで増えています。
溶血性連鎖球菌という菌が、傷口から体内に侵入することで感染すると考えられています。初めはのどの痛みや手足の腫れ・しびれが主症状で、その後、十数時間以内に高熱、手足壊死、血圧低下、多臓器不全を引き起こし最悪死に至るとされています。（菌に感染したからと言って必ずこうなるわけではありません）
急激に症状悪化することで「劇症型」という名前がついているんですね。
ちょっと調べてみたんですが、病原菌は判明しているのですが、なぜここまで重症化するのかに関してはわかっていません。（菌が出すエンテロトキシンという毒素が全身に回ることで発症するとも考えられています）過去には、性交渉から陰部感染した例も報告されています。
そして、免疫不全になるような基礎疾患がない人でも発症することがあります。
と、書いている私もちょっとビビッてますが、予防法はシンプルです。
「飛沫感染」と「接触感染」が主な感染経路ですので、予防はコロナウィルスと似ています。
・手洗い うがい 消毒
・必要に応じてマスク着用 密を避ける
・傷口の消毒 絆創膏などでケア
そして、今の時期、花粉症でのどの痛みや違和感を感じている方も多いとは思いますが、それとは明らかに違う痛みや、手足の腫れ、発熱などがあれば、一刻も早く医療機関を受診してください。
以下、厚生労働省の資料です。
Microsoft PowerPoint – 資料７ 劇症型溶血性レンサ球菌感染症について (mhlw.go.jp)
それでは今日はこのあたりで失礼します。
外は雨、いつもよりゆったりした気持ちで過ごそうっと。
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