すぐ治るものとそうでないもの

2021/11/02

おはようございます。めまい・不眠・雨降る前の体調不良など自律神経症状治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。

先日、加湿器を買って、院内で使っているんですけど、加湿器周辺が蒸気で濡れてしまうことに少々困っています。まぁ、対処方法はありますので特に問題ではないんですが、ストーブの上にやかんを置いておく方法って、床も濡れないし、十分加湿もできるし、すぐにホットコーヒーや熱いお茶もいれられるし、なんて素晴らしい手段なんだろうとあらためて思いました。

「すぐ治る」

先日、患者さんが「頭が痛いときに、先生に治療してもらったらすぐ治るんです。はりが怖いなんて言ってたんですけど、もっと早く（治療に）来てたら良かったのにね～」とおっしゃっていました。私にとって嬉しいお言葉、ありがとうございます。

そこから色々と会話しながら治療を進めていたんですが、その中で私は「すぐに治るものとすぐには治らないものがある」というお話をさせていただきました。

頭痛を例にお話しいたしますと、頭の両側が痛い場合、側頭筋という筋肉が緊張していることが多いので、その筋肉を治療すれば頭痛が軽減・消失するケースが多いんです。このように、筋肉の緊張を軽減することは、それほど難しいことではありません。

しかし、側頭筋が緊張（かたくなること）してしまう原因として考えられるのは、例えば、耳の中の三半規管の不調、鼻の中の不調、眼の不調や疲れ、などが考えられます。これらを改善するためには実はそれなりの時間がかかりますので、１回の治療で「はい、治りましたよ～」というわけにはいかないんですね。

ですので、頭痛の治療の場合、私は、頭や首肩の筋肉を緩めることに２～３、残りの７～８は根本原因である鼻や耳、眼の治療を行っています。

今あるつらい症状を改善することも大事ですし、その根本原因を改善し同じ症状が出にくい体を作ることも大事だと考えています。

頭痛なんて、痛み止めの薬を飲めばいいやん。という考え方もありますし、それが悪い考え方だとは思いませんが、頻繁に頭痛が出る場合は、やっぱり根本的な部分の治療をすることも大事なんじゃないかと思います。

と、いうわけで、今の体調をなんとかしたい、体（健康）を管理していきたいとお考えの方は一度ご相談ください。

雨降る前の体調不良に「はりきゅう治療」

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