筋肉はこうして緩む
おはようございます。めまい・神経痛治療「かずひら鍼灸院」の吉田和平です。
私、ほぼ毎晩BGM代わりに怖い話を聴きながら寝てます。でも、すぐに寝てしまうため、一話を最後まで聴ききったことがありません。どれだけ寝るの早いねん!
さて、話は変わりまして、今日は「筋肉を緩めるためのはり刺激」というお話をしてみたいと思います。
「筋肉が硬くなる」というのは一体どういうことなんだろう?と突き詰めていくと、それは「筋肉を動かしている運動神経が興奮している」ということなんですね。
筋肉は勝手に伸びたり縮んだりはしません。筋肉が動くときは必ず「運動神経」を伝って電気信号が送られています。と、いうことは、コっている筋肉を緩めたい場合、その運動神経の働きを抑えなきゃいけないわけです。
「筋肉に電気刺激を与えた時に、どんな神経が反応しているのか?」を調べた実験があります。(世の中、色々と変わったことを調べる人もいらっしゃるんですね。しかし興味深い実験です)
それによりますと、筋肉に電気刺激を与えた場合の現象は3つ。まず1番最初に、電気刺激により引き伸ばされた筋肉を元の長さに戻そうとする反射が起こります。(生理学ではこれを伸張反射と言います。この反射は私達にとってめちゃくちゃ重要なもので、例えば、つまずいて転びそうになった時に、この伸張反射により筋肉が調整され、踏ん張ることができるんです)で、さらに電気刺激を行うと、1番目とは別の神経が興奮し、これまた筋肉が縮むんです。で、さらに電気刺激を与え続けると、先ほどまでとは別の反射が起こり、その結果「筋肉を縮める」ために働いていた神経の興奮が抑えられ、筋肉が緩むんです。
すいません、図かイラストのようなものでお話できればよかったんですが・・・けっこう専門的な話でイメージがし難いかと思います。ただ、筋肉に電気刺激を与えた場合、3段階の神経活動が起こり、その内、1段階目・2段階目までは筋肉が緊張(縮む)方に働き、電気刺激を続けると、その後に筋肉が緩む、という順番なんですね。
3段階の反応がありますが、秒数にすると全て1000分の〇秒、というくらいの速さで起こります。
はり治療で、刺したはりを上下に動かす雀啄(じゃくたく)という手技があります。私も治療の中でかなりの頻度で雀啄を使いますが、これは、筋肉を緩めるために上記の3段階の神経活動を起こす為です。はりの刺激は電気信号となり、この3段階の反応を起こすんですね。
今日は、難しいお話になってしまいましてすいません。しかし、はりきゅうも色々と科学的に解明されてきていて、はりをすると筋肉が緩むメカニズムもかなり明確になっています。
それでは今日はこのあたりで失礼します。
今日はかなり暖かく?いや、暑くなるそうですね。早くも半袖の季節到来か!?
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