かずひら鍼灸院

姫路 ダイエット はりきゅう かずひら鍼灸院

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アトピーのお話

      2017/03/31


こんにちはかずひら鍼灸院の吉田和平です。

いよいよリオオリンピックが始まりますね。只今、サッカー男子日本代表戦が行われているようです。さぁ、結果はいかに・・・

さてさて、先日、鍼灸勉強会で、アトピー治療について学んできました。

アトピー患者さんが多数通院されている鍼灸院の先生のお話を聴いてきたんです。

鍼灸は、炎症を抑える役割がある。皮下の水の流れを反射的に改善することができる。鍼灸もアトピー治療に役立つんです。

ただ・・・

鍼灸治療のみでアトピーを治すことはまず不可能だと、その先生はおっしゃっていました。

炎症を抑えるための薬(ステロイド)・かゆみを抑える薬(メントール・ウナコーワ等)の基本治療は絶対かかせないと。

(かゆみ→かく→皮膚に傷→かゆみ の悪循環を断つためにも薬を使った基本治療は必要不可欠。血液検査でTARC値が正常になるまでは、ステロイドを使ったほうが良いとのことでした。)

皮膚が黒ずんでしまうのは、ステロイドを使用するからではなく、炎症を放置した結果、色素沈着がおこるからであると。

私、ステロイドはできるだけ使わない方が良いのではないか?と思っていましたが、アトピー治療に関しては、ステロイドを用いるのが一般的のようです。

しかも、さらに驚いたのが・・・

ステロイド軟膏の使用量。指先に軟膏をほんの少しつけて、患部に塗る。この程度では、効果は無いようです。

フィンガーチップユニットと言わていますが、人差し指の先から第一関節までの幅に軟膏を出し、その量で掌2枚分を塗るのが目安です。(かなりべたつきます)

皮膚科に行っても、「ステロイドはきついですから、ひどい時以外はあまり使わないでくださいね」な~んてよく聞きますが、推奨されている治療法とはずいぶん差があるように思います。

詳細は「日本皮膚科学会」より「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2016年版」が公開されていますので、ぜひご覧ください。

今まで常識だと思っていたことが、意外と間違いだったということもあるかもしれません。

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